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 ■西原村の俵山中腹、県道熊本高森線沿いの扇坂展望所近くに、04年12月頃からタケノコが生えるように次々と現れた風車。05年5月現在、全部で10基並んでいます。
 たぶん風力発電だと思うけど、それにしても一体誰があんな巨大な風車を?というわけで俵山中腹の巨大風車を調査しました。

 春の抜けるような青空の下、調査は決行。
 それは第二空港線から南阿蘇へ向かう途中の西原村から見えました。複数の風車が並んでいます。
 通りかかった人のほとんどが、あの風車に気付くくらい巨大です。
 途中から見えなくなり、俵山トンネルの方へ行くと完全に見えなくなりそうだったので、山越えの旧道の方へ。
 くねくねとした峠道を登ること約1km、ついに1本目が眼前に迫ってきました。

 デ、デカイッ

 真下で見ると、
の回る音が怖いくらい大きく、圧倒的な迫力。
 
わざわざこちらの旧道を選んだのでしょうか?他にも見物に来ている人がいました。
 そして、翼のモーターボックスをよく見ると、アサヒビールのロゴマークが。
 アサヒビールが立てたのか?
 情報を探すが、どこにも案内板や
説明書きなどが無く、情報を得ることが出来ない。
 ここで調査断念か?と思ったとき、「西原村のことは西原村へ聞け」というアイディアが頭に浮かんだ。
 さっそく西原村役場へ電話してみた。

 「すいません。俵山のあの風車って一体何ですか?」

 役場の方が丁寧に教えて下さった結果 、その巨大な風車の正体は、お察しの通り、風力発電用の風車。
 電源開発(J-POWER)81%、アサヒビール19%出資の事業会社「グリーンパワー阿蘇」が、建設した風力発電所「阿蘇にしはらウインドファーム」の風車だったのです。

俵山トンネルの方へ行ってしまうと見えなくなりますが、山越えの旧道の方へ行くとこのように並んでいる姿が見られます。 風車を真下から見たところ。これも山越えの旧道を通らないと見られません。ここまで近付くと、グオングオンと翼が回る音も聞こえます。
風車を横から見たところ。実際に見ると本当に大きいのですが、画像だと、その大きさが分からないので残念です。 風車の根元です。支柱の直径も本当に大きいものでした。
 
風車の根元から見上げた画像。  

 

 風車はデンマークのベスタス社製。巨大なクレーンを使い、3分割して現場に運び込んだ支柱を組み立て、その後「ナセル」と呼ばれる発電装置と翼を取り付け、立てられました。
 総工費は約27億円。04年3月に本格着工し、05年2月28日より営業運転を始めました。
 3枚の翼が風を受けて一分間に10・5〜24・4回転し、電力を生み出す仕組みで、支柱(直径3〜4m、高さ60m)と翼(1枚の長さ33m)を合わせた最高点は地上93メートルに達し、隣の大津町はもちろん、なんと熊本市内からも眺望できます。

 同ファームの最大出力は計17,500キロワット。年間発電量は約25,000,000キロワット時で、7,100世帯分の年間消費電力量に相当。発電所の二酸化炭素削減効果は、年間18,000トン。自動車約22,000台分の排出量に相当するということです。

 このような、発電の過程において二酸化炭素等を全く発生しないエネルギーを得ることが出来る風車がたくさん出来ると、地球温暖化防止につながるのでしょうね。陰ながら応援したいと思います。
 

 

                       

 

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